元気の出る本。おすすめ度
★★★★★
久しぶりに読んだ児童書でしたが、本当に面白かったです。
明るく楽天家なポリアンナの行動は、本を読んでいるこちら
まで楽しい気分にさせてくれます。
底抜けな楽天家故に、時々思いも寄らないようなことを
しでかして、ハラハラさせられることもありましたが、
それでも彼女の行動は、物事を良い方へと導いていくのです。
しかし終盤、ポリアンナに襲い掛かった不幸はあまりにも残酷でした。
それでも、この物語をハッピーエンドにしたのは、やはり
ポリアンナだと思うのです。もう流石としか言いようがありません。
物語の最終章は、拍手を送りたいくらいの素晴らしい結末でした。
心洗われる作品おすすめ度
★★★★☆
クリスチャンの知人から薦められて読みました。
なるほど、少女ポリアンナの健気な生き方はきっとクリスチャンの方にとって、手本とすべき姿なのでしょう。
少女ポリアンナは、生前の父親から教わったなにごとからも良いことを見つけ出し「喜ぶゲーム」をライフワークとします。相手がポリアンナを軽くあしらっても、それを続けます。
最初は心を堅く閉ざしていた人も心を溶かし、やがては村中の人から慕われる存在となります。
そして、最後はポリアンナの身に不幸が起こってしまいますが、すべてはハッピーエンドで終わります。
ポリアンナの純粋で素直なふるまいや言動は、必ずや万人の心に何かを刻むことでしょう。
まだ読んでない方は、この本を読んでポリアンナの天使のやさしさに触れてください。
競争社会で見失いがちな、心のオアシスを見つけることができるかもしれません。
苦の裏返しは幸でもあるおすすめ度
★★★★★
人生には辛いことがあります。
しかし辛いことの外を見れば幸せが転がっています。
単純な動作をポリアンナに教えられました。
人生の楽しみが増えました。
前向きなポリアンナおすすめ度
★★★☆☆
子供の頃、たしかアニメでやっていたよなというくらいしか知らなかったポリアンナ。読み始めたら、吸い込まれるようについ最後まで読みきってしまった。彼女の「良かった探し」というゲームは人が人である限り、役に立つのだろう。個人的には「今よりもっとよくないことだって起こりえるのだから、このくらいでよかった」というのはなんとなく腑に落ちないが、どんなことにも良い事があるはずという前向きな姿勢は好きだ。人生、塞翁が馬。どんなことが自分に幸いするかはわからない。現在のアメリカはポリアンナが住んでいた頃とは大分違うが、こういう心は残って欲しいと思う。
この前に赤毛のアンをやはり英語で読んだが、こちらが数段読みやすい。アンがグリーンゲイブルズに来たのはとポリアンナは同い年くらいだが、ポリアンナの話し方がずっと易しいせいもあるだろう。アンに挫折した人もこれなら挑戦できるのでは。
何度も読み返している名作です!
おすすめ度 ★★★★★
この本をはじめて読んだのはもう10年以上も前のことになりますが、ことあるごとに読み返しています。読むたびに新しい発見のある本です。最初はポリアンナだけに感情移入していたのが、ポリーおばさんやペンデルトンの気持ちがわかるようになったりしていて、自分でも成長したのかなあと思ったりして・・・。読むといつも泣けるのが、ポリアンナが教区の牧師に自分と父がうれしくなるゲームをはじめたいきさつを話すところ。牧師とともに自分のささくれだった心も救われてしまうのです。これからもずーっと愛読していきたい本の1冊です。