このレビュアーはどうかしている。このアルバムは他のカスタマーの方も記している通り、紛れもないニールの「最高傑作」である。「彼の最高傑作ではない」のなら、このアルバムを凌ぐアルバムはどれだというのだろう? 挙げている曲まで少々ピントが外れている。この有名な"テキーラ・セッション"では、ファンの意見は表題曲が最高だという意見と、"Mellow My Mind"が超絶だという意見があるが、個人的には後者を採りたい。もちろんどちらが上などという議論はまったく無意味である。ニールの最高傑作のみならず、ロック史上に残る名作であることは疑いもない。ギターが乱れている、高音が潰れている、それがどうだというのだ。感情移入が過剰な演奏は大概失敗するが、「音楽」として成立した稀有な場合に限り、通常の演奏では達成しえない高みへ上ることができる。ニールにとってもこのセッションを凌ぐ演奏をものすることは二度と不可能だっただろう。そういう意味では、「一回性」という意味で、ベンヤミンのいう「アウラ」を強烈に放っているセッションであると言えるだろう。
「ダニーが死んだってよ(電話)」・・ギャー!$&&%(力石が死んだ・・って聞いた矢吹おすすめ度
★★★★★
紛れもないニールの・・いやロック史に残る最高傑作の一つと言っていいと思う。友人二人を失い失意のどん底にありながら衰えぬ創作意欲。
感情移入しまくりの演奏とボーカルが痛々し過ぎるが聴き続けると不思議な癒し効果が。本作の特徴は酩酊状態で録音したタイトル曲他と素面での演奏数曲にて構成される抜群のダウナー感。特にBrrrowed Tune~C'mon Baby~Mellow My Mindの流れは最高!もう何度涙したことか。お勧めの楽しみ方は部屋を暗くして酒をシコタマ呑んで12時過ぎに聴くと・・・ダニーとブルースベリーが天使の羽を付けて空から舞い降りて来ます(嘘)。ニールのハーモニカも今作が最高!!必聴ですよ。
二ールヤング傑作おすすめ度
★★★★★
オリジナルスタジオアルバムで最も人気のあるのが本作。ドラッグで失った二人の友人のミュージシャンに捧げるアルバムとして曰くつきであり、また、ニールヤングが離婚した事についても歌われていて驚くほどパーソナルな作品と言える。
ただ、そういった話をしらずとも、このアルバムから溢れる悲壮感や絶望感、そしてそこから前へとどうにか進もうという歌が堪らなく良い。歌詞も切実な想いが痛烈で、なんとも堪らない。サウンド面では少々ひねった作りが目立つが、それを感じさせない一貫性は流石である。相変わらずのニールヤングのギターも素晴らしく冴えている。ハーヴェストやアフターザゴールドラッシュのような定番を聴いたら、次はこれだろう。
最高傑作!
おすすめ度 ★★★★★
初期のニールの最高傑作。シンプルなサウンド。全体的に暗め。切なくなるようなアルバムです。「after the gold rush」と共に絶対お薦め。