ギリシア神話の英雄「ヘラクレス」をタイトルに、ギリシア神話に基づいた世界観を用いたRPGです。誰が聞いても知っている有名なギリシア神話の神々や、実在している街や国をモチーフとして世界観作りが成されているのが特徴的です。
主人公の生い立ちや旅立ちの動機など、それら全てがベールに隠された状態で物語はスタートします。手がかりは「いつも見る夢に出てくる大地と人」。旅の中で主人公は夢に登場した人々と出会い、夢の大地が実在する事を確信していきます。やがて明かされる夢の事実。そこから終着まで物語は一気に突き進みます。
仲間たちは個性的かつ、主人公と同じ夢を見る運命を持つ者ばかり。彼らが、そして主人公が目指した場所には何があるのか。地上に降り注ぐ災厄を見て見ぬ振りをする神々の思惑は何なのか。プレイヤーも思わず引き込まれてしまう展開には「重厚なストーリー構成力」が物を言っています。
特徴的なシステムとしては得意武器というものを各キャラに設定できる事でしょうか。各地に点在するそれぞれの武器の師匠を尋ねれば、その武器を装備可能となり新たなる戦力として戦闘を進める事ができるようになります。こうして覚える得意武器には後列に攻撃できる弓など便利な性質を持つ武器も。
サウンド面も秀逸の一言です。神話という題材に相応しい、重みのある深い曲が随所に挿入され物語の感動に一役買います。ミニゲームとしてヘラクレスの栄光4にも登場する竪琴演奏会など面白いイベントも用意されています。
すごいなアマゾン。おすすめ度
★★★★★
感動するストーリーのRPGを探してたらたどり着きました。
もう普通の中古やでも見つけるのむつかしいよ。
高校生のころ、このゲームでめちゃくちゃ感動しました。
FFやドラクエに比べて地味目な存在ですから、酒の席で「なつかしゲーム話」になっても「えーやってない」っていわれるんですが(笑)
みなさんレビューで書いてあるように、感動することは間違いありません。昨今流行の、いかにも「感動させてやる」類のものとは比べ物にもならない。
記憶をなくした主人公が、旅の途中で様々な体験をし、壮大な物語の結末に行き着くストーリー。終わり方もシブイ!
(言えない、言えない、ぜひやってみて!)
どうしてこういう名作がリメイクされないのか不思議でしょうがありません。
このゲームをやると、美麗なグラフィックやそんなものは飾りとして必要でも、本質ではないなと感じられます。
このゲームもすごければ、これが買えるアマゾンもすごいなと。
ロングテール狙いのアマゾンの真骨頂を見た気がします。
物語はテレビゲームで最高の作品です!おすすめ度
★★★★★
ゲーム性やシステムなどは、ドラクエやFF等に比べると相当見劣りしますが、ストーリーは本当に素晴らしいです。ゲームでこれほど感動したことはありません。他の方も書いてますが、小説や映画ではこれは無理だと思います。
小説や映画は第3者として見ますが、ゲームは主人公を自分としてみる事ができるものだと思い、そのゲームの特性をとても上手に活用した作品だと思います。
最後は本当に衝撃です。これは主人公が自分だからこれほど感動できるのだと思います。是非このゲームの主人公の名前は、自分の名前を入れて、プレイして下さい。感動も倍になります。
是非、他社でリメイクして、SFCを持っていない方々にもやって欲しい作品です。
プレイするとどんどん先が知りたくなるおすすめ度
★★★★★
FFVIIでもシナリオを手がけた野島氏のシナリオはこの作品が最高傑作ではなかろうか。
グラフィックがショボイのとパッケージが暑苦しいのが難点だが、
中盤以降の怒濤のごとく畳み掛けるような意外な展開が非常に楽しい。
まったくギリシャの神々ってのはどいつもこいつもワガママ過ぎ!
それに振り回されまくる主人公、つまり選択の自由が極端に少ない主人公なのでお使いRPGながらシナリオ展開に無理が無いのは逆転の発想か。
記憶を失った主人公の、不条理な神々に翻弄されながら過去を求めて旅した先、
辿り着くエンディングは是非とも多くの人に体験して欲しい。
パーティを組む相棒の日記などの遊び心がまた楽しい。