激動のシーズンでした。おすすめ度
★★★★★
個人的に一番F-1にハマッたのがこの年でした。
マクラーレンはシャシー性能の低さ(設計思想が古い?)から絶対的な強さはもはや無く頼みの綱はホンダパワーのみ。
それをマシンバランスに優れるフェラーリが追い掛け回し、コースによってはウィリアムズやベネトンが強さを見せました。
またティレルやレイトンハウスが意外(失礼)な速さを発揮することもあったりでチーム間の戦力差が少なかったんですね。
セナ6勝、プロスト5勝、ピケ2勝、マンセル、パトレーゼ、ブーツェンが各1勝。この結果だけ見ても混戦だったことが解りますね。
(チャンピオン決定のシーンはスッキリできるものではありませんが・・・)
マシンでの注目は何と言ってもティレル019のハイノーズ&アンヘドラルウィングですね。
当時は失笑する関係者もいたようですが、それが現在では当たり前のデザインになってるんですから先の事って読めないもんですね。
(実際には翌年のベネトンの吊り下げ式が良いのですが、こうゆうのは最初にやったという事が立派なんですよね)
エンジンにも色々ありました。ライフのW12は4気筒X3というアイデア倒れのモノでろくに走ることも出来ないシロモノ。
またホンダの影に隠れてほとんど知られて無いようですが「スバル」もF-1参戦してました。
V型主流の中、自社のウリである水平対向の12気筒で挑みましたが途中で撤退・・・残念でした。
スバルに勤めてる友人にこの話を振ると「その話は禁句」って言われちゃいました。
中嶋&亜久里も頑張りました。鈴鹿は2人揃ってポイントゲット、特に亜久里の3位は日本人初の快挙ですから見ていた当時の興奮はスゴイものでした。
まだまだ書きたいことは多いのですがホントに見所満載でキリがありません。
とにかく「退屈しないシーズン」だったことだけは確かです。
買って損はありません。是非とも見て欲しいですね。
頑張ってるおすすめ度
★★★★★
前年から続く因縁の対決や浮き沈みが激しい予備予選組と中段下位チームの入り乱れて今ほど安定しない上位陣の動きに時代を感じます。それに頑張ってる中島&鈴木両ドライバーの走りは日本人として誇りですね、今やF1チーム撤退の苦労で白髪が多くなった若い頃の亜久里さんが何ともいいです90年のクライマックスはやっぱり鈴鹿ですね良くも悪くも。
期待してます!
おすすめ度 ★★★★☆
黄金時代の二人の激戦の記録を9時間近くにも及ぶ
映像で楽しめるとは。
プロストファンの私は641/2の曲線美と共に
時空を超えてよみがえる彼の雄姿を
思い切り堪能したいです。
概要
F1史上に燦然と名を残す、「音速の貴公子」アイルトン・セナと「プロフェッサー」アラン・プロスト。1990年、チームメイトを解消したばかりのこの両雄は熾烈で壮絶なバトルを演じることとなった。二人の力は拮抗し、緊迫した死闘が繰り広げられる。しかもセナ・プロストにとって因縁の鈴鹿サーキットでドライバーズチャンピオンが決定する運命のいたずら。レース開始直後の第1コーナーでのドラマに全世界が息を飲んだ。本作は、セナ・プロ対決以外にも、鈴木亜久里の表彰台、新鋭アレジのアグレッシブなドライブ、そしてマンセル、ピケ、ベルガーなど記憶に残る名ドライバーたちの奮戦ぶりも完全網羅。手元に置いておきたい永久保存盤だ。(仲村英一郎)