キミとボクもお互い似たもの同士かも おすすめ度 ★★★★★
そっくりといえば、西岡さんの絵は 米倉斉加年や大海 赫を彷彿させるものがある。
先端に毒のついた針が末端神経をチクチク刺激するような感覚の絵だ。
30年くらい前のどこか懐かしい空気もはらんでいる。
本を手に取った方は、恐いもの見たさでページをめくりたくなる衝動にかられるでしょう。
といってもトラウマになるほどではないので、心配はいらない。子どもが見てもOKだ。
一棟のマンションを舞台に、不思議なパラレルワールド的世界が登場。
そこには、やる事なす事がそっくりだけど微妙に違う2人の住人がいる。
しかしお互い見ず知らずの関係だ。
いったいどうして? なんて疑問は受け付けないヨ。
2人が出会ったらどうなるの? それは読者の想像にまかせるヨ。
自分だけのセンスで行動していると思ったら、実は同じような事を
している人が世間には大勢いるな と感じることがありませんか?
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