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ハドソン・ホーク コレクターズ・エディション

マイケル・レーマン
おすすめ度:★★★★★
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「ヘンな映画好き」は必見
おすすめ度 ★★★★★

こんなくだらない映画(褒めてます)に本気で怒れるひとがいることに驚くが、
この映画のノリがわからないひとこそがフツーなのであって、
ツボにハマる方がおかしいのかもしれない、と思ってしまうほど、
この映画はファニーでヘンテコでキュートでクールなのである。

全編くだらないので内容には触れず、映像特典について。
・未公開シーンはファン必見のくだらなさで爆笑必至。
・サンドラ・バーンハードが役作りを語る「ミネルバへの道」も同様におもしろい。
サンドラのミネルバ愛が彼女をミネルバ化していて、大変よろしい。
・ブルース・ウィリスとロバート・クラフト(原案・製作総指揮・音楽)が語る誕生秘話は、意外にも感動的。
二人がかけだしの頃を振り返りつつ、本作への思い入れをロバートのピアノとともに語る。
・さらに、ドクター・ジョンによる「ハドソン・ホークのテーマ」のクリップまで入っている。

はじめて見るひとには無用かもしれない特典ではあるが、
本作が好きなひとは通常版ではなく是非ともこちらを購入されたし。

ちなみにブルース・ウィリスの吹き替えは樋浦勉。
ブルースの吹き替えは村野武範が一番だと思っているひと(わたしも)には残念なことである。



素晴らしく下らない!のを娯楽と言う
おすすめ度 ★★★★★

「ルパン三世」をブルース・ウィリスの脳みその中でぐるっと一周させて出来ました
当時観客が3人しか居なかった映画館で大爆笑しながら見た記憶があります
見終わった後はカプチーノが飲みたくなる、そんな作品です



爽快なアクション大作と夢々期待してはいけない(笑)。
おすすめ度 ★★★★☆

 この映画、アメリカ本国で、その年のワースト作に贈られるラジー賞を総ナメしている(笑)。確かに、キャラが強烈な登場人物たちが跋扈する、アクションなのかコメディなのか判読不能な、余りに過剰なコミック的なタッチに、これでもかとばかり詰込まれたギャグの数々、まるで作り手たちが身内だけで悪ノリして撮りあげてしまった様なオフ・ビートな展開は、公開時、多くの戸惑いと反感を買ったんだろうなと思う。でも、不思議と、否、だからこそ、一部の趣味人たちの間では、一種カルト的な魅力を放っている作品(笑)。私が気にいっているのは、ブルース・ウイルス&ダニー・アイエロのコンビが、“ヤマ”を遂行するまでの時間を、ミュージックの演奏時間に喩えて推測、選曲し、それを歌いながら実行してしまうという奇天烈ながらシャレた感覚。どう見ても弾まないミス・キャストながら、コミカルな演技を続けるアンディ・マクダウェル(彼女のイルカの鳴きまね!)もある意味凄い(笑)。さすがは、「へザーズ ベロニカの熱い日々」(乞う、DVD化!)というシニカルなブラック・コメディを手掛けたマイケル・レーマン&ダニエル・ウォーターズ・コンビだけの事はある。


概要
脚本も手がけたブルース・ウィリス主演のエンターテイメント・アクション。ダ・ビンチの秘宝をめぐり、大怪盗ハドソン・ホークが世界を駆け巡る。彼は数々のヒットナンバーの時間を覚えていて、その歌をうたいながら仕事をすることで、正確な時間の経過を知るという特技をもっている。歌って踊れる役者になりたかったというブルース・ウィルスの願望を丸ごと詰めこんだ作品であり、好みが分かれるところだが、ラズベリィー賞受賞という評価もあった。
個人的には、この映画の濃い部分をざくざく切り取ったのが『ダイハード』という印象がある。彼の嗜好だけでなく、その魅力もたっぷり詰まった痛快アクションなので、ウィリスファンにはたまらないだろう。(梅澤眞由美)

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