心にしみる言葉の数々。自分を厳しく見つめる目、そして世の中への厳しい指摘などもあり、本当にこれが17才の女の子が書いた文書なのだろうかと感心しつつ、一気に読んでしまいました。今時めずらしく古風な考え方を持った女の子ですね。それが歌にも反映していると思います。聞いていて安心できる。久しぶりに出会った好きな歌手です。また自作の本を出版してくれる事を期待します。
「言葉は力」なんですね。おすすめ度
★★★★★
恥ずかしながら、私はもともと芸能関係などには詳しくない。「川嶋あい」という名前も知らなかった。この本を買ったのは、最近の朝日新聞の人物紹介記事(阪神・淡路大震災関係)が目にとまり、興味を持ったから。ということで川嶋あいのCDも聴いたことが無いのである(現在、注文中)。
こんな芸能オンチの私であるが、一読してみて彼女の感性の素晴らしさ、芯の強さ、生きる姿勢…といったものに、教えられることが多かった。このエッセイを書いている時点で、彼女はすでにブレークしてアーチストとして成功を収めているのだが、少しも浮ついたところが無いことも非凡さを感じさせる。
本書を読んで特に感銘を受けたのは、「目標を持つこと」、「謙虚に自分を内省すること」、「ひたむきに努力すること」(それが傍目にはどんなにカッコウ悪くても…)の大切さである。ありふれたことかもしれない。何も目新しいことは無いかもしれないが、こうした当たり前のことが老若男女を問わず、如何に難しいことか。
本書は、著者の年代と同じくらいの感受性のある「青少年向け」の読み物として自信を持って薦めることができる。特に、自分の努力不足を省みないで、不平不満で心を一杯にしている人たちに・・・。
とはいえ、私はこの本を「大人たち」にも(にこそ)読んでもらいたいと思う。息子・娘に「少しは自分の人生を考えてみろ!」などと説教がましくしたり、「最近の若者は…」などと批判的な態度をとる前に、まず大人が自ら読んでみると良い。きっと、教えられることが1つや2つはあるだろう。
それにしても、川嶋あいという人、ただ者ではない。将来が楽しみな人である。
本当にいい本です!!おすすめ度
★★★★★
もともと、私は川嶋あいさんが大好きなんですが、きっとこの本は、たくさんの人が感動できると思います。
15歳でひとり東京に出て来て、事務所もクビになり、まわりの友達はみんな仕事があるのに(芸能コースのある高校)、自分だけ何も仕事がない。
でも、路上ライブを成功させたり、スカウトがあったりなど、苦労を乗り越えて頑張って来た事が書かれています。
普通の高校生が、そこまで頑張れるのか!?と言うような事が、たくさん書かれてます。
みなさん、一度、読んでみて下さい。
生き方が素敵。
おすすめ度 ★★★★★
IWiSHのボーカルaiとしても知られる川嶋あいちゃんの初エッセー集。
路上の話、ファンレターの事、今後の目標…etc
とにかくあいちゃんの想いが詰まった一冊です。
「本気で目標を立てて、本気で努力すれば 必ず自分を変えられる。」
あいちゃんの言葉って、何故だか説得力があるんですよね。
この本を読むと自分も頑張ろうって自然と思わせてくれます。